気づいたら1年と3日 うみべの女の子を読んだ話

わたしが最後の記事を更新してから気づいたら1年と3日が経っていた

この1年は自分にとって激動の1年だった
転職したり、付き合う人が変わったり、ライフスタイルが大きく変わった。
と共に自分がやりたいことや、やるべきことに対しても少し真面目に考えだした年だったかもしれない

東京に来て久しぶりに漫画喫茶に行った。

今更?って感じなのかもしれないけど「うみべの女の子」を初めてちゃんと読んだ

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小梅を好きな磯辺 三浦先輩に振られた当てつけに磯辺を利用して寂しさを埋めようとする小梅

これが、田舎で巻き起こる中高生の複雑な人間模様を描いた漫画なんだけど、中高生でここまで考えてる子たちって少ないかもって自分の学生時代を振り返って思った。
中高生ではなくとも同じような経験をして共感できる人はきっといるはず。
こういう経験をしていても、それを相手に言葉として言えなかったり我慢したり飲み込んだりした経験がある人って多いんじゃないだろうか。
それを漫画ではちゃんと言葉としてお互いぶつけ合っていてストーリーが展開されていくところが気持ちよかった

最初は小梅に好意を抱いていた磯辺と寂しさを埋めるために磯辺を利用していた2人の関係性が逆転していくところもアァ〜...って思ってしまった。
好意にたわけてあぐらをかいていれば、いつかは見放されるのよね。
でも自分が相手への好意に気づく時にはもう遅いっていう。
人間の感情って複雑なもので、相手が自分の手元から去っていく時に自分の気持ちに気付いたりするものだから薄情だよなあと思ったりもするけど。
一度読んだだけでは登場人物の心の動きとか、掴んでも掴みきれないから何度も読みたいと思った。

あと漫画の中に出てくる音楽 はっぴいえんどの「風を集めて」 爽やかでいい曲だな

風をあつめて

風をあつめて

こういう経験を得て何も知らない顔で大人になってる人って少なくないのかもしれない